さよならまたいつか 喫茶 ジャーニー
いつも気になるけど入ってない店ってありませんか?
少しの気持ち次第で、飛び込んでみたら意外な出会いや思い出になるものですよ。
阪急 川西能勢口駅から北に歩いて3分 古いJRの車両がお店になっている【喫茶 ジャーニー】
広い駐車場の入口にブルーと白のカラーの列車が停まっていて、ちょうど植木鉢のパンジーやビオラが満開だった2年8ヶ月前。
だけれどこの日は日曜日で定休日、そしてこの頃は友人と2人で純喫茶巡りをしていました。
訪問候補用に撮影した写真
撮影してから3ヶ月経っても訪問できず、とうとう1人で飛び込んでみようと決心して仕事帰りの夕方に行ってみた。
車両のドアが普通に入口ドアになってるのもおもしろい。さあ勇気を出して開けるのだ!!
ガラガラガラーー
「こんにちは〜〜(なんか声上ずってる)」
中は…ホンマに車両や…なんかいい雰囲気
「はい いらっしゃい」
と人懐こそうなマスターがニュッと顔をのぞかせた場所は車両の窓から
!!!!?
あ、隣の建物が厨房で車両の前と窓の一つが繋がってたのか…びっくりした…
コーンチーズトーストがくるまでの間のコーヒーフロートが久しぶりで美味しくて
コーンチーズトースト来た時には普通にアイスコーヒーになってた…
この車両は先代のマスターが国鉄から譲ってもらった貨物の車両だそうで、車掌さん達の交代仮眠用だったと教えてもらった。
だから座席が無いのか〜おもしろいな〜
それから話し好きのマスターがやめていたギターをまた始めた話、マスターの友人の豪邸の話、いろんなお話をしてくれた。
クリームソーダのソーダが半分くらい溢れてしまうぶきっちょさも可笑しくて大好きだったよ
そして、私が喫茶店に入るのに物凄く緊張していることを話すと、
マスターは相手の懐に飛び込んでみないとわからない事はいっぱいある、知りたいと思ったらあれこれ身構えんと飛び込んだらいいねん。
本当にその通り、身構えてたら撮影のお願いしにくいしもっと気楽にやって行こう
マスターのこの言葉に背中を押してもらって今まで、そしてこれからもやってくつもり
ありがとうマスター
だけれど駅前を通って帰ると渋滞でいつも時間がかかるので裏道で通勤するようになり、店から遠のいてしまった…いつ行こうかと思っていたら1年経ってしまった。
久しぶりに行ってみたら貼り紙が…2017年2/1で閉店と…もっと行くべきだった、と私には罪悪感が残るお別れ。
長い旅に出たのだと思っておきます。
ありがとうマスター
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